視覚像精細度の感性評価
KANSEI evaluation on visual image granularity
（株）ATR知能映像通信研究所 アート＆テクノロジープロジェクト 前川 督雄
メディアを介した視覚像は、たとえばその精細度が自然の視覚像と異なっており、付加的な負担を脳にかけているかもしれません。実写静止画像の精細度の違いに対する感性反応を調べました。その結果、(1)
精細度のより高い視覚像の方が脳に対する負担がより少ない、(2) 人間は、その弁別視力以上の視覚像精細度を、静止画像が構成する視覚像について知覚していることが示唆されました。
We investigated human KANSEI reactions to the difference of visual image granularity
of still images using an Electroencephalographic alpha activity. The present results
suggest that (1) the finer the visual images decreased the brain's load, and that
(2) humans may be sensitive to visual image granularity beyond their visual acuity.
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