声や話し方を真似るコンピュータ
(株)ATR音声翻訳通信研究所 第2研究室 樋口 宜男、橋本 誠
複数の話し手が参加する会議形式の音声翻訳システムにおいては、個人性を持った合成音声を使って翻訳結果を伝えることが望まれます。そこで、声の個人性を決定付けるいろいろな特徴、例えば、スペクトルや声の高さ、速さなどをそれぞれ模擬することにより、声の質や話し方を真似る技術を開発しました。この方法では会議に参加した人にすぐ適応するために、たった1単語の音声でも、それに基づいてその人らしさを再現します。
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