徳満恒雄
ATRにおける高周波回路の研究
--- 超小型・高機能MMIC ---
Abstract:報告者は昭和61年9月から平成2年1月までATRに在籍し、無線通信第二研究室のMMICグループリーダとして将来に向けた超小型・高機能な高周波回路の研究を推進した。室長は相川室長(昭和61年3月~平成1年1月)および赤池室長(平成1年2月~)である。本レポートは、報告者がモノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)について提案した新しい構成・設計概念と、これを具体化した超小型・広帯域MMICをまとめたものである。まとめるに当たっては、ATR MMICの基本理念と特徴に重点を置き、今後の発展の一助となるよう心掛けた。