TR-IT-0032 :1993.12

Jin'ichi Murakami

A Discussion of Acoustic and Linguistic Problems in Spontaneous Speech Recognition

Abstract:自由発話の音声認識は、今後の大きな課題であるが、従来の朗読発声の認識と比較すると、さ まざまな困難が予想される。本論文では、自由発話と朗読発声の差を音声認識の立場から、音響 的な特徴と言語的な特徴にわけて調べた。この結果、自由発話は朗読発話と比較すると、融合ラ ベルは約5割増加し、音素認識誤り率は約2倍増加していることが示された。また冗長語は、自 由発話の文章全体の約4割、言い直しは約1割を占めていることが示された。