TR-C-0067 :1991.9.13

遠藤陽

CGによる枝ぶり生成法

Abstract:距離を隔てた相手と、あたかも同じ場所(仮想空間)に存在するかのような環境を与える通信を、臨場感通信と呼んでいる。これは仮想空間に何人もの人が実際に存在しているかのように、話をしたり、物に触れたりする事ができる。この臨場感通信を利用して会議等を出来るようにと研究を進めているのが、ATRの通信システム研究所の知能処理研究室です。臨場感通信を実現するためにも、視線を検出し、視線に合わせて画像を変化できなければならない。頂点数の少ない画像では、滑らかに動かすことができるが、頂点数が多ければ多い程滑らかには動かなくなる。その頂点数の多い画像として、"樹木”がとりあげられている。私は、その"樹木"をより自然に、またはいろいろな種類に対応できるように研究を進めた。