TR-A-0023 :1988.4.4

緒方昌美,佐藤隆夫

時空間フィルタを用いた運動視知覚モデルの検討

Abstract:運動の視知覚は、いくつかのレベルを経て成立していると考えられる。まず局所的な運動を検出する。次にそれらを空間的に統合し、まとまりを持った運動として知覚する。その後には、このような運動の情報を用いて、領域分割や3次元構造の復元など、より高次の処理を行なう段階が存在すると考えられる。 我々は現在、運動視知覚のモデル化を進めているが、その手始めとして局所運動検出のモデルについて検討してきた。本テクニカル・レポートでは以下の項目について詳述する。