人工生命の最前線
進化システムとしての人工脳を目指して





(株)ATR人間情報通信研究所第六研究室(別称:進化システム研究室) 下原 勝憲



1993年4月にスタートした第六研究室では、自律性と創造性に富んだ未来のコンピュータに向けた新しいアイデアの創造を目指しています。そのため、コミュニケーション(情報理解・情報生成)の中枢である脳の情報処理のモデル化に人工生命の考え方や方法論を導入します。ここでは、情報処理系自らが新しい機能を創り出し、その構造も自律的に作り変えていく、進化するシステムとしての人工脳の構築に向けた研究コンセプトについて紹介します。

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