樫木勘四郎、後藤光司、安川交二
光衛星間通信に適用可能な光デバイス、通信方式に関する調査報告書
Abstract:本報告書は、光衛星間通信方式に適用可能な光デバイス及び光通信方式に関
して、ATR光電波通信研究所が実施した調査の結果をまとめたものであり、
光衛星間通信の研究を進めるに当たって基礎となり得る資料である。
光デバイスに関しては、半導体レーザダイオード、フォトディテクタ、追尾
用光センサ、OEIC (Optoelectronic Integrated Circuits)、光フィルタを
対象とし光衛星間通信に用いる際の重要な特性(レーザダイオードの出力電力
フォトディテクタの感度、温度特性、信頼性等)の現状と将来の技術動向につ
いて述べている。また、光通信方式に関しては、強度変調/直接検波方式、波
長多重方式、コヒーレント通信方式を対象とし、現状技術及び光衛星間通信に
適用する際の問題点と対策について述べている。