TR-M-0023 :1997.8.1

森崎修司, 井上誠喜

効果音データベースの構築

Abstract:記憶装置の大容量化,計算機の高速化により大量の静止画像,動画像,音声などのデータを扱うことが可能となった.しかし,これらの異なる種類のデータに対しそれぞれのデータベースを構築し,運用,管理することは効率的ではない.これら静止画像,動画像,音声などの異なる種類の大量のデータを統合的に扱うことのできるデータベースとしてマルチメディアデータベースがある.今後,このようなマルチメディアデータベースの必要性は高まっていくものと考えられる.そこで,本実習ではマルチメディアデータベースとの親和性が高いオブジェクト指向データベースを用いて,データベースを設計し,実際に効果音データを蓄積し,webブラウザを使い,それらを検索し検索結果から希望の効果音を再生できるシステムを構築した. 今回,扱ったデータは効果音データのみであるが,異なる種類のデータを蓄積,検索することも容易である.