TR-IT-0190 :1996.09

山本和英,古瀬蔵

日韓間変換主導翻訳の中間時評価

Abstract:変換主導型翻訳(TDMT)の日韓、韓日翻訳の中間時(1996年8月時点)評価結果 について報告する。評価は翻訳品質、原言語構造、翻訳時間の三項目で行なった。 評価の結果、日韓翻訳は71%の翻訳率、韓日翻訳は53%の翻訳率となり、両翻訳 共に誤った構造解析を行なっても出力さえすれば概ね高品質の翻訳結果となること が明らかになった。翻訳時間は平均的な文長で日韓0.4秒(9.46形態素/文)、韓日 0.1秒(8.70形態素/文)となり、実時間処理の要求に十分対応できることが確認さ れた。