竹澤寿幸
対話音声認識用日本語文法の
大語彙化および拡張の検討
Abstract:音声言語データベースから新たに50対話を選び、音声認識用日本語文法による正解構文木
を作成した。「音声認識用日本語文法Ver.2」をあまり越えない範囲でCFG規則を加えたので、
Ver.2の文法で部分木として処理する方針とした文(主として不適格文)は依然として部分木の
ままで処理している。以前と比べて具体的にどのような興味深い言語現象が現れたかを列挙し、
将来の語彙・文法の拡張作業や部分木併合処理の研究に備えることにした。本報告書ではその概
要を述べる。