TR-IT-0161 :1996.3.29

藤尾茂, ニックキャンベル,樋口宜男

韻律を用いた発話アクトの識別

Abstract:対話型応答システムの制御や音声翻訳を行なう上で、発話アクトや発話意図を理 解することが重要である.文字列を認識するだけで発話アクトや発話意図を識別でき ることもあるが、同じ文字列で数種類の意図が考えられる場合は韻律や文脈などを利 用する必要がある.我々は同一表記で複数の発話アクトの可能性がある発話に対して韻 律を用いて発話アクトの識別を行なう方法を提案し,その方法を用いた発話アクトの識 別実験を行なった.本報告ではその結果について述べる.