TR-IT-0139 :1995. 10

竹澤寿幸,田代敏久,衛藤純司

部分木を単位とする 音声認識用日本語文法の改良

Abstract:連続音声認識および音声対話システム研究のための言語モデルとして、我々はこれまで に「部分木を単位とする音声認識用日本語文法」で報告した文法を作成している。今回、こ の文法に次のような改良を加えたので報告する。

(1)動詞と後置詞句の共起制約を規則化した。

(2)複合語や数量詞の規則を一般の句構造規則から分離して、相互に悪影響を及ぼさな いようにした。

(3)名詞連続句(予約事項の確認の際に使われる表現)のための特別なカテゴリーを設定 した。