TR-IT-0110 :1995. 4

竹沢寿幸,田代敏久,衛藤純司

部分木を単位とする 音声認識用日本語文法

Abstract:我々は自然で自発的な発話を理解することのできる音声対話システムの構築を目指している。音声認識部においても、文節を単位とする発声から文を単位とする発声へと研究対象を移しつつある。そのような自然で自発的な連続音声を認識するには、次の音素を予測したり容認し難い音素列を排除したりするために構文情報を使うことが有効である。本稿では、そのために現在開発している音声認識用日本語文法について報告する。