TR-IT-0093 :1995. 2

竹沢寿幸

音声認識用日本語文法の バージョン間の差異

Abstract:ATR自動翻訳電話研究所で開発され、今日まで使われて続けてきた音声認識用日本語文 法にはいくつかのバージョンがある。そのうち代表的な4種類を取り上げ、対象とする言語現 象の違いおよび各文法の特徴を概説する。さらに、各文法の語彙を調査した結果を報告する。 音声認識系から言語解析系へ接続可能な音声認識用日本語文法としては、この4種類のATR 自動翻訳電話研究所時代のものを保管し、新たに現在開発中の「自然な発話」を対象とする 部分木に基づく音声認識用日本語文法を今後は保守する。