Jin'ichi Murakami
Study of information Quality about pause and accent
in speech signal
Abstract:本報告では音声信号における韻律情報の中からアクセント句境界の位置およびアクセント核の
位置の持つ情報量について報告する。情報量とは、その情報を利用したときに減らせる曖昧さの
値であると考えられる。したがって、ここでは、アクセント情報の情報量を、漠字変換において、
音韻情報のみを利用した場合と、音韻情報およびアクセント情報を利用した場合に生成される漢
字かなまじり文の比で測定できると考えられる。この実験の結果、アクセント情報の情報量は、
5.16ビットであることが示された。この値は、日本語の音韻の平均情報量より小さいが、情報量と
してはかなり大きな値であると評価できる。