TR-IT-0033 :1993.12

三村克彦,樋口宜男,匂坂芳典

音節バランス無意味単語を用いた合成音声主観評価結果と 動的ケプストラムを用いた接続歪みの関係

Abstract:我々は、客観評価尺度構築の手始めとして、単語のなじみ度の影響を軽減するために音節連鎖の統計的性質は日本語一般の文章と酷似しているが、個々は無意味語からなる単語セットの作成方法を提案し、これを用いて音節明瞭度試験・音節良否評価試験を行ない、従来の有意味単語による評価試験結果との比較した。一方、客観尺度としてはこれまで用いてきたケプストラム距離に加えて、スペクトルの動的特性を良く表現できる動的ケプストラム距離を用いて、音声単位間の接続歪みを取り上げ、両者の相関を調べた。