TR-IT-0011 :1993. 8. 31

三木清一,田代敏久,竹沢寿幸

バイグラムを用いた日本語形態素解析における 各種探索法の比較検討

Abstract:形態素解析における統計的手法の一つである、バイグラムを用いた形態素解析において は、解析するという問題は木の探索問題に帰着できる。今回、バイグラムを用いた形態素解析 を、best-firstサーチ、beamサーチ、orderedサーチのそれぞれで実現し、比較検討した。 実験では、比較的小規模な辞書及びバイグラムを用い、その上で、どのような探索手法が適 当であるかを実際に実行してみることで比較検討した。各探索手法を検討した結果、本モデル 及び本実験の規模のもとでは正解率及び効率の観点から見て、ビームサーチが適当で あると考えられる。