TR-I-0227 :1991

栗並賢太郎,杉山雅英

話者写像ニューラルネットの識別誤り最小基準による最適化

Abstract:これまでに、話者間の写像にニューラルネットワークを適用することの有効性が確認されている。また最近 認識モデルのパラメータの最適化手法として、識別誤り最小の基準に基づく最適化手法が提案されている。 本報告ではこの識別誤り最小の基準に甚づく最適化手法を用いて、話者間写像ニューラルネットワークを最 適化する方法について検討する。始めに話者間写像ニューラルネットワークの概念、及び構造を述べる。次 に一般的な識別誤り最小の基準に基づく最適化手法について述ベ、つづいてそれを話者間写像ニューラルネ ットワークに適用した場合の最適化手法を示す。最後にそれを用いて行なった実験の結果を示し、本手法の 評価、検討を行なう。