TR-I-0169 :1990.8

坂野俊哉, 森元逞

音声認識における文法活用の有効性

Abstract:ATRでは,構文解析処理を積極的に取込んだ音声認識(HMM−LR)を行っている. 将来,確率的な構文解析に拡張することで処理の効率化を図りたいが,確率文法の本格的な 適用に備えて,現在使用されている認識用文法の妥当性を調査した.その結果,文法の効率 が無視できないものであり,その効率化の必要性を認識した.それと同時に,文節文法が確 率的木構造によって十分に表現できることが分った.