柿ケ原康二
単語間の連接確率を用いた付属語列の生成実験
Abstract:自然言語処理分野においては、処理対象となる単語や文節等の組み合せ
数が膨大となり実時間で処理可能なシステムを構築するのが困難であるという問題
点がある。これを解決するためには統計量を導入して優先順位を設け、優先度の高
いものから処理を行い全体の処理時間の短縮を図ることが1つの方法である。本報
告では、単語間の連接確率に対して、これがどの程度有効かを調べるために簡単な
実験を行った結果を示している。実験内容は、動詞に連接する付属語列を連接確率
のみを用いて発生させ、正しい表現が生成されているかどうかを調べたものである。