和田隆
図形によるサービス仕様記述支援法
Abstract:図形を用いて非専門家によるサービス仕様記述を支援する手法についてまとめたものである。
図形による支援法としてSTRをベースとした図形による記述支援法、確認支援法が提案されている。しかし、確認支援では、複数の状態を持つ端末図形に対応していない、新規の操作に対応していない等、未達成の課題が残っている。一方、記述支援に関しても、状態により端末の図形が変化しないため確認支援と画面の表示が異なる、新規の状態や操作が追加できない等、未達成課題が残っていた。
本稿では、これらの課題や問題点を明らかにし、これらに対応するための手法についての検討した結果を取り入れた、新しい支援手法について提案する。また、新支援手法の評価と課題の達成度、今後の検討課題について述べる。