TR-C-0151 :1996.3.15

鶴亀崇昭

STRによる仕様記述法と仕様確認支援手法の評価

Abstract:今日通信サービスの分野では、通信サービスの基盤整備が急速に進んできている. この様な状況下、ユーザのニーズを反映した多種多様なサービスの開発が急務である. サービスの開発では完全な仕様を生成するため仕様記述者が専門家であることが望ましいが、サービスの早期確定のためには非専門家の参画が必要と考えられる.現在まで非専門家による仕様記述から通信ソフトウェアの自動生成を行う手法が提案されている. 本レポートではそのうち,仕様記述法のSTR(State Transition Rule)手法と仕様の確認支援手法であるIPS(InterPreter System)について,評価及び拡張の検討を述べる. 以降,第2章では,STR手法の記述性の評価と拡張検討について,また,第3章では,IPSの確認機能の評価と拡張検討について,第4章では,まとめを述べる.