TR-C-0131 :1996.2.29

上田佳寛

通信システム仕様の要求理解における高速計算方式

Abstract:要求獲得からプログラム仕様作成,プログラム開発,試験,運用に関わるソフトウェアの開発全工程を一元的に支援する環境が必要とされている. 我々も上記問題点の解決に対し,自然言語による要求から形式的な要求仕様に変換するフェーズ,要求仕様の誤りや矛盾を除去するフェーズ,さらに設計仕様 (SDL) を生成するフェーズという3フェーズに分けて研究を行なっており, さらにユーザが記述する自然言語から設計仕様を自動的に出力するソフトウェアの自動生成の研究を行なっている. この研究により,ソフトウェア開発に関わる工数を飛躍的に短縮できると期待される. 本論文では要求仕様の誤りや矛盾を除去するフェーズの問題点,解決方法について述べる.