林 潔
ネットワーク仕様記述言語処理系仕様書
Abstract:本システムでは、「ネットワーク仕様記述法」により作成された仕様データを評価する「ネットワーク仕様記述言語処理系」を実現する。
ネットワーク仕様記述法(並列処理による部品化仕様記述法)とは、通信システムを
複数プロセスの協調処理として仕様化する場合に、システム動作の起動トリガとなるイ
ベントに着目し、プロセスの仕様を次の3種類の制約条件に分けて仕様化するものであ
る。
①イベントの分岐条件の定義(分配制約)
②プロセス個別機能の動作定義(機能制約)
③外部プロセスとの同期条件の定義(同期制約)
本システムは、仕様データ(定数定義式、変数定義式および制約定義式)を読み込ん
で、制約を解釈実行する。