KENICHI SHIMA
通信技術文書体系化システム
Abstract:通信分野における概念を表す用語を技術文書から体系的に集め、通信に関する知識を抽出することを支援するシステ
ムCOSMOS (COmmunication document SuMmarizing and Organizing System)の操作法ついて述べる。
このシステムは、ハイパーテキストを用いた通信技術文書(CCITT勧告書)の構造化、検索システムであり、通信分野の概念的な用語(信号、状態など)の定義、用語間の階層関係を明らかにし、それをさまざまな視点から検索できる。
また、COSMOSは、章立てなどの文章構造の自動的な構造解析機能、参照関係の自動的な抽出機能、重要語彙・
重要語句の抜き出し(キーワード自動抽出)機能、概念の階層化の際の相互関係の表示機能を持ち概念体系を作成する上での支援ができる。
ここでは、上記の研究で重要となる試作ツールの概要についてのべる。特に、システムソフトウェアのインストール手順、操作法に付いて詳しく述べる。
また、合わせて、文書を電子化する方法、および、その文書の解析法に付いても述べる。これらは、基盤となる
カードシステムの機能を用いて作成されている。テクニカルレポート『通信ソフトウェア設計支援システム』も合わ
せて参照されたい。