KIYOSHI HAYASHI
Symbolics用日本語入力
フロントエンド・キーボード・エミュレーター「JOKER」
Abstract:通信ソフトウェア研究室では、ソフトウェア自動作成の研究を行っており、日本語文章(通信ソフトウェアの仕様等)の解析、仕様入力の際の日本語入力が必須である。
しかし、Symbolicsでは簡単なかな漢字変換機能しかサポートされておらず、変換辞書も貧弱で、学習機能がないため非常に使いづらいものであった。そこで、本システムは、Symbolicsの日本語入力を日本語ワードプロセッサ並み(OASYS,一太郎etc.)にする目的で開発した。
本システムは、Symbolicsのフロントエンドにパソコンを接続し、パソコンのキーボードを用いてSymbolicsのキー入力をエミュレーションするもので、パソコンの豊富なかな漢字変換機能を用いた日本語入力とSymbolicsキーボード独特の特殊キー等をサポートし、パソコンのキーボードがあたかもSymbolicsのキーボードであるかの様に各種の機能が利用可能です。接続できるパソコンは、FMRシリーズまたは、PC98シリーズのいずれかで、かな漢字変換に関しては、OASYSまたはVJE-β方式の入力インタフェースが利用可能です。さらに、MS-DOSテキストおよび、OASYS文書のSymbolicsへの転送
もサポートします。(ただし、OASYS文書の転送はFMR反のみ)
また、入力編集機能等はZemacsエディタ・ライクな仕様になっており、Symbolicsを利用するための統一的なマンマシン・インタフェースを提供します。