長谷川浩文
磁気光学効果の光通信用デバイスヘの応用
Abstract:筆者はこれまで,磁気光学効果の光通信用デバイスヘの応用に関して検討した.本報
告書では,マクスウェルの方程式を用いて誘電率,透磁率の物理的解釈について考察し
た.その結果,光波帯においては媒質中の透磁率は1となることを理解した.さらに,
実効誘電率の定式化に関しても触れた.また,磁気光学材料として適当な材料をいろい
ろ調査し,特に光通信用として必要な条件が明らかとなった.また,付加的な機能も兼
ね備えていることがわかった.磁気光学デバイスに関しては,これまでに研究開発され
てきたものや現在進行中のものまで調査し,磁気光学効果を用いた光通信用デバイスの
現状を認識すると共に,今後の指針を得た.