野崎正典
WCNetにおける動的セグメンテーション
に関する研究報告
Abstract:我々は、一時的に集合する人々の間での、アドホックなワイヤレスネットワークを構築するこ
とを目的としている。このようなアドホックネットワークでは、ユーザの振る舞いは予め予測で
きないため、ネットワークシステムは適応的な機能を備えることにより、これらユーザの振る舞
いに対処することが必要となる。
そこで本報告書ではこの適応的な機能として動的セグメンテーションスキームの検討を行い、
そのセグメントヘの分割アルゴリズムとしてヒューリスティックな手法、遺伝的アルゴリズムを
用いた手法を提案する。計算機シミュレーションにより、これらの手法がネットワークリソース
の利用効率に有効的であることを検証する。