TR-A-0008 :1987.6.22

城和貴

Unixのセキュリティに関する考察

Abstract:Unixにログインするためにはアカウントとパスワードが必要なことは言うまでもないが、このパスワードはどれくらい安全なのであろうか? 辞書順に、しらみ潰しにパスワードを入力して、任意のアカウントのパスワードを手にいれる確率はどれくらいあるのだろうか? 或は、パスワード・ファイルのデータをもとに、システムが破られる危険性はどれくらいあるのだろうか? このような、システム管理者なら誰でも一度は考える疑問に答えるべく、Unixのパスワード生成ルーチンの解析と、パスワード解読ルーチンの可能性について調べてみた。